メッセージ

ようこそ、塚本会計事務所のウェブサイトへ!

この仕事を始めて32年になります。開業時から相続税専門の税理士になることが夢でした。相続対策は困難な仕事ですがヤリガイがあります。租税回避行為とならないように対策を組み立てる仕事ですが、要は「すごーい」と言われたいのです。しかし、世の中それほど甘くありません。なかなか相続税の仕事は依頼がありませんでした。

やはり、普通の会計事務所のように税務会計の仕事で経営を安定させることが先決でした。そして税務会計の仕事を続けていると、あることに気付きました。それは多くの社長さんが会計事務所に不満を抱いているということです。だったらそれを解決すればいい。どんなことに不満があるかを調べたのですが、それほど高度なことを要求しているわけではなかったのです。会計事務所なら当然やるべきサービスです。しかし、少人数では実現できないことは明らかですから、仕事量よりも多めにスタッフを採用して業務を標準化しました。

次に「10ヶ月決算」をウリにしました。これで決算前に当期の利益予想と納税予測のサービスができるようになりました。さらに、経営者の勉強会「営業活動研究会」を開始しました。
税務会計の仕事は縁の下の力持ちのような分野で何も起こらないことがベストですから、以上述べたような業務を手を抜かずにやり続けることが大事です。税務会計は「すごーい」と言われるのは税務調査の時ですから10年に一度の地味な仕事です。

開業7年目の頃から徐々に相続税の依頼があるようになりました。与えられた仕事では節税に徹底してこだわりました。財産評価、特に不動産の評価が税理士の能力でまったく違うのです。よく、相続対策は節税だけではないと聞きますが、税理士にとっては節税ノウハウが最大の商品のはずです。

また、この頃に「FP研究会」という勉強会を立ち上げました。この研究会はFP・司法書士・弁護士・行政書士・社会保険労務士・不動産鑑定士・土地家屋調査士・金融機関、不動産業者、建築業者等の相続に関連した専門家集団です。相続業務は多方面の専門家の知恵を借りないと完璧な仕事はできません。
良い仕事をして小さな評判を積み上げ、仕事を通じて知り合った皆さんに、相続のことなら・・・と、紹介していただけるようになるのには時間がかかりましたが、相続が得意という税理士が少数派であることも幸いして、少しは知られてきたかなと思っています。

税理士として最も大事なことは、正しい納税者の権利を守ることです。そのためには日々研鑽を積む以外ありません。

お陰様で現在は総勢10人で事務所を運営する規模になれました。これからもよろしくお願いします。


税理士 塚本誠太郎